現役パティシエと学ぶ、お菓子の歴史

ヨーロッパを中心にお菓子の誕生から現在まで、その背景も一緒に学んでいきましょう。

「ガレット・ブレッサンヌ」 発酵菓子 ①

 

今日は「発酵菓子」についてです!

 

そして少し順番を変えて、先にお菓子を紹介しつつ、パンの元、酵母の誕生に迫っていきたいと思います。

やはりお菓子そのものが出てくると、書いている私も楽しいのです・・・

 

フランス菓子で発酵菓子といえば、まず始めに“ババ・オ・ロム”“サバラン”を思い浮かべる方が多いかとは思いますが、さて、こちら

 

 

 

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“ガレット・ブレッサンヌ” というお菓子、ご存知でしょうか?

この写真は、以前受けた伝統菓子の講習会のものです。

このお菓子は、フランスはリヨンの北、ブレス地方が発祥のお菓子です。

バターが入ったブリオッシュ生地の上に、クレーム・ドゥーブルという脂肪分の高い生クリームを塗って焼きます。生地が焼けるにつれて、溶けたクリームが浸み込み、なんとも言えないクリーミーなパンが焼けます。

写真のものはカシスの実をのせてアレンジしていますが、本来はシンプルなお菓子です。

日本ではクレーム・ドゥーブルが手に入りにくいので、クリームチーズと生クリームなどで代用することがあります。

 

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こちらは私が自宅で焼いたもの・・・

少し浮きすぎてしまったのと、クリームチーズに加える生の割合を増やせたら良かったかなと思いました・・・

 

日本のパティスリーではあまり見かけませんが、パン屋さんの方が置いているかもしれません。都内で有名なところであれば、“ジョエル・ロブション”のブーランジェリーで小ぶりな“ガレット・ブレッサンヌ”を買うことができます。

他にももし目撃された方がいれば、ぜひ教えていただきたいです。私の大好きなお菓子のひとつです。

 

では次回は酵母について・・・

 

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