読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

現役パティシエと学ぶ、お菓子の歴史

ヨーロッパを中心にお菓子の誕生から現在まで、その背景も一緒に学んでいきましょう。

「オークウッド」 pâtisserie ①

pâtisserie

 

今日は少しショコラシリーズをお休みして、先日お邪魔させて頂いた、パティスリーについて少し食レポしたいと思います。

 

 

埼玉県春日部のパティスリー、菓子工房「オークウッド」です。

元同僚のパティシエと伺ったのですが、その同僚がオークウッドに知り合いのパティシエがいるということで、連れ立ってお邪魔させて頂きました。

春日部駅から歩くこと約15分、住宅街の中に沢山の緑に囲まれた可愛らしいオレンジのお家を発見。

近づくと、可愛らしい看板がお出迎えしてくれます。

 

 

f:id:omushishi:20170224091046j:plain

 

 

シェフはデセールや、パスティヤージュ(粉糖とコーンスターチをゼラチンで固めた砂糖細工)の日本における第一人者として有名な「横田秀夫」シェフ。数々のコンクールで受賞歴がある他、お菓子の世界大会、クープドモンドの国際審査員の経験もある方です。なんと、お忙しいはずなのにわざわざ出ていらしてご挨拶下さいました。丁寧で物腰柔らかな素敵な方でした。

魅力的なシェフに加え、いたるところにいる木彫りのリスと、カントリー調の可愛らしい店内に癒されながら早速注文。

 

そして一つ目に頂いたのがこちら

 

“苺パフェ” 

f:id:omushishi:20170224091327j:plain

 

 

ホワイトチョコレートのクリームの中にはアニスを効かせた苺のソルベ、その下にライムのクリームが忍ばされ、これがまた凍っているとも溶けているともいえない絶妙な状態。ライムの辛さが、全体的に甘めなパフェの印象をキリリと、しかも後口まろやかに引き締めていました。

 

 

続いてケーキをふたつ。

(食べ過ぎに思われるかもしれませんが、パティシエの食べ歩きではいたって普通の量です。しかもこの日は、オークウッドの前に巣鴨のヨシノリアサミのパフェも頂いていました…勉強勉強!と自分たちに言い聞かせます;)

 

 “宇治”と“パンプキンロール”

 

 

f:id:omushishi:20170224091454j:plain

 

どちらも素材の味が際立つ控え目な甘さで美味しかったです。

生地もクリームも軽めで安心感のある、日本人の舌によく合うケーキだったと思います。

 

フランス語でケーキを意味する“ガトー”ではなく日本における“ケーキ”。

お店の名前も、”パティスリー”ではなく“菓子工房”。まさにそのイメージでした。

 

閉店間際でもケーキを切らさず、ちゃんと選べるようにしておく。お客様をわくわくさせてそれを裏切らない。

 

このシェフの思いが詰まっているということが、お店が長年愛される訳なのでした。

都内にお住いの方も、ぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

 

 

そして最後に今回の食レポをまとめるとすると、私はどっしりと重厚なフランス菓子が好きですが、外国から伝わったお菓子が、日本人の口に合うように進化した洋菓子も大好きです。

ぱふぱふの皮のシュークリームや、上品な甘さの和栗のモンブラン、ふわふわジェノワーズと生クリームのショートケーキ。どれもフランスに行って食べられなくなるかと思うと寂しくなります。

今のうちに頂いておきましょう!!

 

 

さて次回は、お菓子の歴史に戻ります。